高市政権、2025年度補正予算を承認し財政政策の論争激化

高市早苗内閣は2025年度の補正予算案を2025年11月28日に承認し、18.3兆円の予算を国会に提出する準備を整えました。このうち11.7兆円は国債発行で賄われ、その大半は赤字国債によります。これにより2026年度のプライマリー収支は約3兆円の赤字に転じる見込みで、財政健全化をめぐる議論が激化しています。自由民主党内の財政保守派からは刺激策の規模が過大であるとの批判も強まっており、高市首相は米国との投資支援を強化するため、国際協力銀行や輸出入保険機関への資金増強を盛り込みました。政権は財政運営に対する国民の理解と支持を得るため努力が求められています。